
▼飼育方法・ブリードの流れ
後食&成熟とは
羽化(蛹から成虫になること)してすぐの成虫は、体が十分に出来上がっておらず、未熟です。(=未後食)
未後食の場合、エサを食べたり、活発に動いたりしません。
「後食」(こうしょく)とは、成虫になってからえさを食べ始めることを言います。
初めは少しずつなのが、だんだん動きが活発になり、エサをたくさん食べ、交尾・繁殖の準備が整います。
その状態を「成熟」と言います。
ニジイロクワガタの後食時期
ニジイロクワガタの場合、羽化後1〜2ヶ月くらいで後食します。
後食しない場合は?
後食しないと、心配になることもありますが、どんな成虫も時期が来れば必ず後食します。(後食前に死ななければ…)
後食が遅れている原因としては、次のことが考えられます。
- 飼育温度が低い
- 成虫のサイズが大きい
飼育温度が低い
飼育温度が低いと、成長スピードが遅くなります。
ニジイロクワガタの適正な飼育温度は約24度です。
早く活動させたい場合は、25〜28度など、気持ち高めの温度で管理してもいいでしょう。
成虫のサイズが大きい
大きめの個体になればなるほど、後食が遅くなる傾向があります。
体が出来上がるまでに時間がかかるためです。
後食には個体差があるので、気長に待ちましょう。
後食行動が分かりやすい管理法
羽化後は、飼育ケースやクリーンカップに軽く濡らしてほぐしたティッシュを入れて足場を作り、様子を見ます。

⚠︎後食するまでは、活発に動かないのでエサも必要ありません。
脱走の心配も少ないのでケースは安価なクリーンカップ430mlでOK。(酸欠防止のため、蓋に数箇所穴を空けておきましょう。)
ケースで飼育したい方は、コバエシャッタータイニーで1頭飼育するか、クリアスライダー・デジケースに仕切りをつけて2頭入れるといいでしょう。(>>ニジイロクワガタにおすすめのケース)
しばらくしてティッシュがぐちゃぐちゃになったり、排泄物で汚れたりしたら後食開始の合図です。

後食後の成虫の管理方法はこちら!!
おわりに
いかがでしたか?
ニジイロクワガタの飼育方法は初心者にも分かりやすくまとめていますので参考にして下さい。
▼ニジイロクワガタ飼育方法・全体の流れ
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