先日、4年もの歳月を経て、カンターミヤマが羽化しました。
やっとです…!!
感動!!
羽化までの4年間を覚えている範囲で振り返ります。
飼育種
【和名】
カンターミヤマ
【学名】
Lucanus cantori
【産地】
インド北東部 アルナーチャル・プラデーシュ州 Dibang Valley
飼育情報(幼虫飼育)
【飼育温度】
18〜20度(18度設定のワインセラー)
【飼育ケース】
800ccクリアボトル
【使用マット】
Nマット
2017年
2017年7月東京のランバージャックにアルナーチャル便が入荷したことを知り、カンターミヤマ♀単を1頭購入しました。
ここから、私のカンターミヤマのブリードが始まりました。
試行錯誤しながらブリードしましたが、感覚もつかめず、諦めかけていた中、なんとか2017年9月に4個の卵を得ることができました。
その後、個別に860ccプリンカップで管理をして、10月に4頭とも孵化してきました。
孵化した4頭のうち2頭は早々に落ちてしまいました。
2018年
2018年夏、東京のランバージャックにアルナーチャル便が入荷したので、7月に1♀、8月に知り合いを通して2♀購入しました。
2017年と同様のセットを組みましたが、3♀とも撃沈…
ブリード失敗に終わりました。
2017年に孵化した2頭の幼虫は1年ほどして2令になりました。
加齢したタイミングで860ccプリンカップから800ccクリアボトルに移動・初めてのエサ交換を行いました。
2019年
2019年夏にアルナーチャル便が入荷したタイミングで、東京のランバージャックより連絡を頂き、7月にトリオ(1♂2♀)を購入しました。
今回は♂を手に入れることができたため、過去2年よりは期待を高めていました。
しかし、1♀は早々に落ちてしまいました。
今年もダメかもという思いがよぎりましたが…
なんとか2個の卵を得ることができました。
しかし、孵化することなく終了。
今年のブリードも終了に終わりました。
時期は定かではないですが、この年に3令に加齢しました。
ストレスはかけたくないので、エサ交換は行わず…
2020年
コロナが影響し、夏のアルナーチャル便は入荷せず、ブリードすることはかないませんでした。
この年は、一度マットの継ぎ足しを行なっただけで、放置していました。
2021年
なんと…
久し振りに様子を見てみると、
3年以上経過していた幼虫が1頭落ちていました…
ショックすぎました。
マットを放置しすぎてドロドロになっていました。
ただ、1頭が6月に蛹化してくれました。
マットが結構ドロドロの中、
無事に蛹化してくれて安心しました。
ここまできたら、無事に羽化してもらいたいものです。
そして、ついに…
2021年8月7日無事に羽化しているのを確認しました。
羽化には立ち会っていませんが、数日以内に羽化したのでしょう。
羽化まで3年10ヶ月かかりました。
ただただ長かったなと思います。
4年も掛かるということは、根本的な飼育方法が間違っていたのでしょう。
この羽化した♀は来年アルナーチャル便で野外品が入荷したら、ブリードしたいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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