・パプアキンイロクワガタ(パプキン)の産卵セットの組み方は?
・メスの産卵行動は?
・産卵しない場合は?
そんな疑問にお答えします。
私は飼育レコード2回獲得&BE-KUWA執筆経験があります。
パプキンは、初心者におすすめのクワカブランキングで3位に選ばれました!!
⚠︎今回紹介する方法は私が推奨しているものです。他の方法もあることをご理解の上で参考にして下さい。
パプキンはメス殺しがほとんどないため、同居セットでOK!
パプキンの産卵セットは2種類あります。
本記事では、基本的な飼育方法であり初心者に1番オススメのマット産卵についての記事です。
\パプキン飼育でお困りの方へ/
「この飼育方法で本当に合ってるのかな?」
「クワガタの様子がおかしい気がする…」
飼育中の疑問、周りに聞ける人はいますか?
お困りの方のため、【飼育相談サービス】を始めました。
私yasuが直接お答えします♪お気軽にご相談ください。
マット産卵の準備物
飼育ケース
パプキンはかなり小さいのでケースも小さいもので十分です。
デジケースHR1がオススメ!
幼虫で割り出すことを考えたら、コバエシャッター・小、または、コバエの侵入抑制用飼育容器・小にしておくのもありかと思います。(どちらもほぼ同じ大きさ。)
それぞれのケースの詳しい特徴はこちらの記事を参考にして下さい↓
成虫の個別管理用
交尾後のオスなど、成虫の管理はクリーンカップ90〜120(cc)に水苔を入れて管理すると省スペース&安価に管理できます。
1.適当な容器に水を張る。
2.水苔を入れて1分くらい馴染ませる。
3.しっかり絞って使う。
蒸れや酸欠防止のため、クリーンカップの蓋には穴を数箇所空けておきましょう。(針で小さい穴を空けるのがいいです。大きな穴では、乾燥したりコバエが入ったりします。)
後々、卵・幼虫を割り出したり、余品を売りクワガタを発送する時にもクリーンカップは使えるので、いくつかのサイズを用意しておくといいでしょう。(目安として、成虫管理は90〜120cc、割り出した後の幼虫から羽化までの管理は120ccまたは200ccが使えます)
マット・足場
パプキンのマットは産卵一番がよく産んでくれます。
マットは5Lあればいいですが、
産卵セットを何回か組んだり、コバエシャッター小を使ったりする場合は10L購入しておけば安心かも。
クワガタは倒れて起き上がれなくなると、体力が消耗したり、死んだりすることがあるのでマットの上に足場が必要です。
足場には再び登場、
扱いやすく色々な場面で使うことができる水苔がオススメ。
木片も足場になるので、ある人はそちらでも。↓
ゼリー
産卵するメスにはプロゼリーがオススメです。
オスの管理はプロゼリーより安価なすこやかゼリーでもいいです。
もちろんプロゼリーでもOK。(私はエサを分けるのが面倒なので、オスもプロゼリーにしています。)
ゼリーは50個あれば十分でしょう。(大体50個入りから売られています。)
ゼリーカッターを使うと、クワガタがゼリーを残さず食べやすくなるので利用してみて下さい。
詳しくはこちら↓
産卵セットの組み方
⚠︎今回写真で使用しているケースはコバエシャッター・小です。
1.マットを混ぜる。
1.5ケース分くらいのマットを出して混ぜます。(たらいがあると便利)
2.マットに加水する。
霧吹きがベストですが、コップやペットボトルから少しずつ水を入れてもいいです。
元々マットに水分が含まれていて加水の必要がないものもあります。(新しいマットの方が水分量が多いです。)
*手で握って団子ができるか。
*指で押すと団子がほぐれるか。
*握った時に水は滴らないか。(滴ると多すぎ)
3.飼育ケースの8割くらいにマットを固く詰める。
たらいからケースにマットを入れる時、園芸用スコップが便利です。
土を適当に入れて、
プレス棒や手でギュッギュッと強く押さえましょう。グーで押さえると力が入りやすいです。
角や端の方はなかなか詰めづらいので、指で押さえています。
ケースをひっくり返しても落ちてこないくらいに詰めましょう。
追加でマットを入れて、
またギュッギュッと押さえていきます。
ケース全体の7〜8割にマットを詰めたらOKです。
4.飼育ケースの2割くらいにマットをふんわりかける。
軽く手でならして、
横から見るとこんな感じになります。
5.転倒防止に水苔または木片を入れる。
1.適当な容器に水を張る。
2.水苔を入れて1分くらい馴染ませる。
3.しっかり絞って使う。
木片は、水で濡らすと腐るので濡らしません。
途中乾燥が気になれば霧吹きを吹きかけますが、最初に紹介した飼育ケースはどれも乾燥対策がされているので、そのままでも大丈夫なことが多いです。
6.メスとゼリーを入れる。
ゼリーは1つ入れておくといいでしょう。
ゼリーカッターを使ったら食べやすくなるのでおすすめ。
7.1ヶ月くらい、ゼリーの交換のみ行う。
ゼリーが無くなったら交換しましょう。
メスの産卵行動
パプキンは産卵セットを組んだら大体その日のうちにマットに潜ります。
マットに潜って産卵するのですが、数日しても潜らなければ、再度交尾させたり、時間を置いて成熟させたりする必要があります。(潜ったからといって100%産卵しているわけではありませんが…。)
ケースの側面に潜り跡が見えることもあります。
(写真はニジイロクワガタのものですが、同じような感じです。)
その間は、頻繁にケースの開閉をしたり、ケースを持ち上げたりしないようにしましょう。
産卵の様子は気になりますが、メスのストレスになってしまうので、放置がベストです。
しばらく放置しておくと、ケースの側面や底に卵や幼虫が見えてきます。
コチラは産卵セットを組んでから1ヶ月半後↓
卵や初令幼虫が見えてきています。
(写真はニジイロクワガタのものです。パプキンは卵も幼虫もニジイロより小さいです。)
パプアキンイロクワガタの寿命
パプキンのオスや、産卵しないメスの寿命は3ヶ月程度です。
メスで産卵させる場合、その分寿命は短くなります。
産卵セットを最初に組んでから1〜2ヶ月くらいで落ちることが多いです。(餌を食べ始めてから産卵セットを組むまでの期間などによっても前後しますが…)
産卵セットの中で気づいたら死んでいることもよくあります。
産卵しない場合は?
産卵しない場合は、次の方法を試してみましょう。
- もう一度交尾をさせる。(追い掛け)
- 部屋の温度を少し上げる。(高い方が動きが活発になります)
- 産卵セットを組み直す。
- 材を入れる。(産卵木を使った産卵セットを組む)
- 1週間〜1ヶ月の期間を空けて再度産卵セットに入れる。(成熟不足の場合)
これらの方法を試しても産卵しない場合は、諦めるしかありません…。
どうしても産まない時はたまにあるので、新しく購入して飼育した方がいいでしょう。
おわりに
いかがでしたか?
もし、知りたい情報がなくて直接相談したいという場合は、個別の飼育相談サービスもやっています。ご活用ください。(>>飼育相談をする)
割り出しの仕方はニジイロとほぼ同じなのでこちらを参考にして下さい。↓
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(前回のプレ企画はこちら)
パプキンの飼育記録はコチラ
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