ニジイロクワガタの幼虫飼育の仕方を知りたい!
オススメの飼育用品も知りたい!
コストを抑えて飼育する方法もあればなぁ。
これから、知識0でも分かるほど丁寧に、幼虫飼育(マット・菌糸ビン)の仕方を説明していきます。
産卵セットの組み方はこちら↓
割り出しの仕方はこちら↓
▼ニジイロクワガタ飼育方法・全体の流れ
⚠︎今回紹介する方法は私が推奨しているものです。他の方法もあることをご理解の上で参考にして下さい。
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幼虫飼育の環境
温度管理
ニジイロクワガタは比較的強く、細かく温度管理しなくても生きます。
18度から26度くらいで管理していれば死ぬことはありませんが、低いと動きは鈍くなります。
ベストは24度くらいです。
飼育環境
ニジイロクワガタに限らず、クワガタは1容器に1頭が基本です。
卵や孵化間もない幼虫の場合は多頭飼育が可能ですが、それ以降はお互いに食べあったり、喧嘩したりするため、多頭飼育は避けた方がいいです。
幼虫飼育の方法
幼虫飼育には、菌糸ビン飼育(写真左)とマット飼育(写真右)があります。
菌糸ビン飼育には、
・菌糸ビン(元々菌糸が詰めてある)を購入する方法
・菌糸ブロックを購入してボトルに自分で詰める方法
があります。
それぞれの特徴をまとめておきます。
自分で菌糸を詰める方法は、初心者にはおすすめしません。
雑菌に注意しながら作業をする必要がありますし、菌糸を詰めるのもかなり時間がかかります。
手で詰めるのはもちろん、ハンドプレスで詰めるのも、筋肉痛になったりなかなか大変なようです。
専用の菌糸プレス機があれば楽に詰めることができますが、高価(数万円〜)だし、場所もとります。
アマゾン、楽天、Yahoo!ショッピングには売っておらず、ヤフオクなどの中古が多数でした。気になる方は検索してみてください。
(菌糸ビンをよく使う方は、菌糸プレス機を買うのはアリだと思います!)
あまりお金をかけたくない方は、マットを使用する方法、
効率重視の方は、菌糸ビンを購入する方法(マットも菌糸も詰めなくて良いので)
を選ぶといいでしょう。
また、サイズを狙いたい方は菌糸ビンで飼育しましょう。(マットでサイズが狙えないわけではありませんが、サイズを狙いやすいのは菌糸ビンです。)
幼虫飼育の時期
2令幼虫または3令幼虫から、今回お伝えするボトルや菌糸ビンでの幼虫飼育に切り替えていきましょう。
サイズを狙う方は2令幼虫のうちから切り替えた方がいいですが、何度もボトルを交換したくない方は、3令幼虫で切り替えることをおすすめします。
マット飼育の流れ
1.ボトルにマットを詰める。
2次発酵マット(「幼虫飼育用マット」と書かれていたら種類は何でも大丈夫)の水分量を調節します。(→加水の方法)
800ccのボトルにマットを指やプレス機などで強く押して詰めていきます。
ボトルを逆さにしても落ちてこないくらいに固詰めしていきます。
マットの量はこれくらいです。
1つのボトルに1匹ずつ入れるので、幼虫の数だけボトルを用意してください。
2.幼虫が入る穴を空ける。
ボトルの中央に幼虫が入れるくらいの穴を空けてマットを捨てます。(スプーンが便利。)
3.幼虫を入れる。
幼虫をすくって穴に入れます。
4.上から元のマットをかける。
突然の環境変化で幼虫が弱ってしまうことがあります。
環境変化を極力避けるため、元々幼虫がいたところのマットをかけて埋めてやります。
フンなども一緒にかけてやりましょう。
5. 幼虫の種類と日付を書く。
今後の管理&余品を販売することも考えて、幼虫の種類、容器を移した日付なども忘れずに書いておきましょう。
マットの交換時期
マット飼育は餌を食べているのかいないのか判断しづらいので、交換する時期は分かりにくいです…。
2令幼虫後半、3令幼虫で入れた場合は、蛹になるまで交換しなくても大丈夫な場合もあります。
コバエが発生したり、マットが変色したり、水っぽくなっている場合は、交換しましょう。
3,4ヶ月を目安に交換するというのが一般的です。
(交換するときは、上の【マット飼育の流れ】を参考に元のマットを一緒に入れましょう。)
ただ、3令幼虫中期以降のマット交換は幼虫にとっての刺激となり、蛹化スイッチが入ってしまうことがあります。
蛹化スイッチが入ると、交換後すぐに蛹室を作ってしまいます。
(サイズを狙いたくてマットを交換しても、すぐに蛹になってしまってサイズが小さくなってしまったということも…。なかなか難しい…。)
yasuのマット飼育〜コストを抑えたい方向け〜
・普段あまり飼育に時間が取れない。
・マットを買うのにもお金がかかる。できるだけコストを抑えたい。
というのが正直なところです。
私は普段ニジイロを飼育する時は、
3令幼虫に加齢するくらいまで、クリーンカップで飼育し、
加齢後は、クリアボトル800に発酵マットを詰めたものに移します。
マット交換はせず、羽化までそのまま飼育しています。
(あまりありませんが、コバエが発生したり、マットが劣化したりしている場合は交換しています。)
羽化状況としては、小さく羽化することもたまにありますが、割と普通サイズで羽化することが多いです。
ニジイロクワガタはサイズだけでなく血統が重視される傾向にもあり、サイズが小さくても
ヤフオク!で問題なく余品を出品できています。
おすすめの飼育方法です。
菌糸ビン飼育の流れ
今回は、購入した菌糸ビンを使う方法をお伝えします。
1.フタ近くの菌糸を取り除く。
取り出さない方もいますが、私は酸欠が怖いため、毎回取り除いています。
矢印のところくらいまでの菌糸を取り除きます。
2.幼虫が入る穴を空ける。
ボトルの中央に幼虫が入れるくらいの穴を空けます。(スプーンが便利。)
3.幼虫を入れる。
幼虫をすくって穴に入れます。
4.上から元のマットをかける。
突然の環境変化で幼虫が弱ってしまうことがあります。
環境変化を協力避けるため、元々幼虫がいたところのマットをかけて埋めてやります。
フンなども一緒にかけてやりましょう。
3.幼虫の種類と日付を書く。
今後の管理&余品を販売することも考えて、幼虫の種類、容器を移した日付なども忘れずに書いておきましょう。
菌糸の交換時期
菌糸の白い部分が2割くらいになったら、新しい菌糸ビンに交換するのが一般的です。
3令幼虫で入れた場合は、蛹になるまで交換しなくても大丈夫なことが多いです。
コバエが発生したり、菌糸が腐っていたりする場合は、交換しましょう。
(交換するときは、上の【菌糸ビン飼育の流れ】を参考に元のマットを一緒に入れましょう。)
ただ、3令幼虫中期以降のマット交換は幼虫にとっての刺激となり、蛹化スイッチが入ってしまうことがあります。
蛹化スイッチが入ると、交換後すぐに蛹室を作ってしまいます。
(サイズを狙いたくてマットを交換しても、すぐに蛹になってしまってサイズが小さくなってしまったということも…。なかなか難しい…。)
yasuの菌糸ビン飼育〜コストを抑えたい方向け〜
私はコストを抑えたいので、ニジイロクワガタを菌糸ビンで飼育することはなかなかありません。(手間と時間がかかるので菌糸詰めもしません…。)
基本的にはマットで飼育しています。
菌糸ビンで飼育する場合も、
3令幼虫に加齢するくらいまで、クリーンカップで飼育し、
加齢後、菌糸ビンに移します。
菌糸ビン交換はせず、羽化までそのまま飼育しています。
菌糸が残り少なくなっても、残りの菌糸がもったいないので基本的には交換せず放置しています。
もったいないというのもですが、一応、蛹化スイッチのリスクも考えてのことです。
(あまりありませんが、マットが劣化している場合は交換しています。)
羽化状況としては、小さく羽化することもたまにありますが、マット飼育に比べて大きなサイズで羽化することが多いです。
ニジイロクワガタはサイズだけでなく血統が重視される傾向にもあり、サイズが小さくても
ヤフオク!で問題なく余品を出品できています。
推奨される方法ではありませんが、私の普段の飼育方法でした!
試してみる場合は、自己責任でお願いします…。
おわりに
いかがでしたか?
もし、知りたい情報がなくて直接相談したいという場合は、個別の飼育相談サービスもやっています。ご活用ください。(>>飼育相談をする)
▼ニジイロクワガタ飼育方法・全体の流れ
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