
そんな疑問にお答えします。
私は約50種のカブトムシ&クワガタを飼育しています。
カブトムシの産卵基礎知識

カブトムシのメスを捕まえたのですが、産卵するのでしょうか?

野外で捕まえたカブトムシは交尾済のものがほとんどです。
改めて交尾をさせなくても産卵する可能性が高いです。
オスもいるなら同じ飼育ケースに入れておくと自然に交尾しますよ。

カブトムシはどうやって産卵しますか?

カブトムシは土の中に潜って卵を産みます。
潜るスペースを確保するために、深めの飼育ケースに土を詰めていく必要があります。(産卵する環境を作ることを[産卵セットを組む]と言います)
初心者でも分かるように本記事で解説していきますよ。

飼育ケースはどこに置けばいいのですか?

直射日光が当たらない涼しい場所に置いておきましょう。
玄関などがいいでしょう。
暑すぎると死んでしまうので、要注意です。
カブトムシに産卵させる準備物
飼育ケース
土に潜って産卵するため、深さのある飼育ケースを用意します。
たくさん幼虫を採りたい場合はコバエシャッターか、コバエの侵入抑制用飼育容器の大がおすすめ。
省スペースで飼育したい場合は中でもOK!
マット(土)
二次発酵マットや完熟マット(カブトムシ産卵用のマットと書いてあるものなら大丈夫です。)
コバエシャッター&コバエの侵入抑制用飼育容器の大ケースでは20L、中ケースでは10Lあったら足ります。(少し余るくらい)
余ったマットは、後の幼虫飼育で使えるので、袋の口をテープなどで閉じて保存しておいてください。(マットにコバエがわくことがあるので注意。)
餌(ゼリー)
昆虫用ゼリー・バナナなどが餌になります。
液ダレせずマットが汚れにくいこちらのプロゼリーがおすすめです。カブトムシも好んでよく食べてくれます。
詳しくはこちら↓
止まり木
カブトムシの足場になる止まり木です。
カブトムシは倒れて起き上がれなくなると、体力を消耗したり、死んだりすることがあるので足場が必要です。
カブトムシに産卵させる方法【産卵セットの組み方】
⚠︎今回写真で使用しているケースはコバエシャッター大です。

1.マットを混ぜる。

マットを混ぜます。(たらいや浅めのコンテナ、トロ船などの大きい入れ物に入れて混ぜると周りが汚れないので便利です)

2.マットに加水する。
霧吹きがベストですが、コップやペットボトルから少しずつ水を入れてもいいです。
出来るだけ全体にかけていきましょう。

*手で握って団子ができるか。
*指で押すと団子がほぐれるか。
*握った時に水は滴らないか。(滴ると多すぎ)


3.飼育ケースの7割くらいまでマットを固く詰める。
ケースにマットを入れる時、園芸用スコップが便利です。

土を適当に入れて、プレス棒や手でギュッギュッと強く押さえましょう。

グーで押さえると力が入りやすいです。

角や端の方はなかなか詰めづらいので、指で押さえています。

同じ要領でケースの7割くらいまで固く詰めていきます。(マットを少しずつ入れて詰めてを繰り返すと固詰めしやすいです。)
ケースをひっくり返しても落ちてこないくらいまで詰めるのがポイント。
4.マットをふんわりかける。
固詰めしたマットの上にふんわりマットをかけましょう。

横から見るとこんな感じ。固詰めしたところとふんわりかけたところでは色が変わっています。

5.ゼリー、転倒防止用の木片を入れる。

ゼリーは2〜4つくらい入れておきましょう。
エサが無くなると死にやすいので、エサ切れには注意しましょう。(産卵中は餌を食べずに産卵に集中しますが…。)
木片も一緒に入れます。
6.メスを入れる。(心配ならオスも)
交尾しているか心配な場合は、オスも一緒にケース内に入れておきましょう。
一緒のケース内に入れておけば、自然に交尾します。(オスがいない場合はメスだけでOK。)

7.1ヶ月くらい、ゼリーの交換のみ行う。
ゼリーが無くなったら交換しましょう。
土の表面が乾いている時は、軽く霧吹きをしましょう。(紹介しているケースは乾燥しにくくなっているので、そのままでも大丈夫なことが多いです。)
おわりに
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(前回のプレ企画はこちら)
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