2022年7月にミャンマーより入荷したウエストウッディ・カズミアエを2ペア購入し、産卵セットを組んでいました。
無事に採卵し、幼虫が孵化してきたので、状況を報告します。
飼育種
【和名】
ウエストウッディオオシカクワガタ(亜種カズミアエ)
【学名】
Rhaetulus westwoodi kazumiae
【産地】
ミャンマー カチン Chudurazi
飼育情報
【飼育温度】
22度前後(産卵時)
【飼育ケース】
産卵材がたくさん入るケースが良いです。
デジケースHR-3H
コバエシャッター 大
アイリスオーヤマ 密閉バックルコンテナ MBL-21(生産終了かも)
代替商品 密閉バックルコンテナ MBR-21
【使用マット】
産卵一番
【産卵木】
VN材、レイシ材、クヌギ材、コナラ材など(肉質の良い材を選別する必要あり。材選びは難しいですが、かなり重要です…。)
【水苔】
使用しなくても産卵しましたが、水苔で埋め戻されているものもありました。
産卵セット
まず、ケースの底面に発酵マットを2cm程度敷き詰めます。
適度に加水した材を並べ、
ゼリーとメスを投入します。
今回1ペアは到着時にペアリングさせました。
バクテリア材を仕込む時間がなかったので、材は加水のみでセットしました。(後にバクテリア材を数種類購入しましたが、、、反応はイマイチ。)
数日経過しても反応が無い材は交換し、とにかく色々なセットを組んで産卵行動を取らせていきます。
早い場合にはその日のうちに産卵行動が見られました。(こちらはレイシ材)
割り出し
セット開始後、全く反応しない日が続きましたが、
無事に産卵行動を取り始めてからは順調に?埋め戻しが増えていきました。
バクテリア材加工している材がほとんど無く、カビとの戦いでした。
特にカビの酷いものは、埋め戻しを確認してから数日以内に割り出しを行いましたが、卵は菌に巻かれることなく大丈夫でした。
他の材からも比較的状態の良い卵が出てきました。
割り出した卵は、プリンカップに移し管理していきます。
そして遂に…
無事に孵化していたので、ホッとしました。
現在
ウッディは2〜3ヶ月ほどは状態が良ければ産卵します。
7月の購入から2ヶ月経ちますが、数は減るものの今日(9月末)まで産卵を続けています。(ペアリングさせたメスは早々に落ちてほとんど卵が得られませんでした)
今後もできる限りのことは行い、一つでも多くの卵を確保したいと思います。
個体差はあると思われますが、マットとの境界に産む傾向が強いように感じたので、材を半分程度埋めて組んでも有効でした。
(前回のプレゼント企画はこちら)
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