貴重な裏年生まれのチャイロマルバネを入手したので産卵セットを組みました。
チャイロマルバネは昨年に続き2年連続の飼育となります。
昨年の産卵記事はこちら
今年は裏年生まれの数が少ない貴重な生体となります。
チャイロマルバネ自体なかなか出回らず、ブリード難易度も高いことから悩みましたが、機会を逃したらなかなか手に入らないので思い切って購入しました。
チャイロマルバネとは?
チャイロマルバネは、石垣島※・西表島の特産種で、名前の通り体色が茶色をしており、昼行性の小型クワガタです。
※2015年より石垣島のチャイロマルバネは自然環境保全条例で捕獲・殺傷が禁止させています。今回入手した個体は石垣島産ですが、採集禁止になる前に採集された個体からの飼育品です。
飼育種
和名
チャイロマルバネクワガタ
学名
Neolucanus insularis
産地
石垣島 野底岳
※今回入手した個体は石垣島産ですが、採集禁止になる前に採集された個体からの飼育品です
飼育情報
飼育温度
22度~24度
産卵セット準備物
【ケース】
デジケースHR-1
昨年はコバエシャッター小を使用しました
【マット】
マルバネ用マット(購入時に頂いたもののため詳細は非公開)
市販のマルバネ用マットいくつかありますが、今回は試していません。
ペアリング
昨年に引き続き今年もペアリングに苦戦しました。昨年は、メスがオスに挟まれてしまい、左足を切断する事故が起きました。
今年は、なかなかオスのスイッチが入っていなかったのか、メスが受け入れ態勢に入っていなかったのか、毎日ペアリングを試しましたが、約一週間が経過しました。
寿命も短く、失敗したくなかったので、痛い出費となりましたが、1ペア追加で購入しました。
追加購入分のオスを使用したところ、スムーズに交尾が完了したので、とりあえず安心しました。
産卵セット
デジケースHR-1にマルバネ産卵用マットを適度に加水し、ふんわりと入れ、転倒防止材、ゼリーを入れて完成。
数日後にはケースの底に卵を確認することができました。
割り出し
産卵セットを組んでから1週間ほどして試し割りをしてみました。
無事にたくさんの卵が出てきました。現在までのところ、2♀で100個ほどの卵が採卵できています。
孵化
チャイロマルバネ基本の飼育情報
(前回のプレ企画はこちら)
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