カブトムシの幼虫が大きくなってきた。
・さなぎになるまでどうやって飼えばいいの?
・百均のグッズで使えるのものはあるの?
そんな疑問にお答えします。
私は国内外のカブトムシ&クワガタを約50種飼育しています。
幼虫が蛹になる前、蛹室(さなぎが入る部屋)を作ります。
蛹室を作れる環境がなければ、上手く蛹になれません。
本記事では、幼虫から蛹になるための環境の作り方をお伝えします。
早めからでも、幼虫が黄色くなった(さなぎになる前兆)あたりからでもいいので、とにかく蛹室を作り始めるまでにはこちらの飼育法に切り替えましょう。
カブトムシ幼虫飼育の準備物
飼育ケース
カブトムシは1つのケースに何頭も飼育することができます。(多頭飼育)
もちろん、1頭ずつ飼育してもOKです。
1頭ずつ飼育する場合
1頭ずつ飼育する場合は、ケースは幼虫の数だけ必要です。
【1頭飼育のオススメケース】
クリアボトル
空気穴が空いている&コバエ・保湿対策済みの容器です。
自分で加工するのが面倒な人にオススメ。
PETシンプルボトル L 1000ml(Seria)
空気穴をあけるなど自分で加工する必要がありますが、セリア(百均)で売っているこちらのボトルでも飼育できます。(>>加工方法)
多頭飼育する場合
それぞれのケースに一応目安の頭数を書いていますが、ちょっと多くても大丈夫です。参考程度にして下さい。(過密すぎるのはNGですが)
【多頭飼育のオススメケース】
・見える観察ケース ラクぼっくす
・コバエシャッター・コバエの侵入抑制用容器(小・中・大)
・メガフードコンテナ(DAISO)
・バックルコンテナ
見える観察ケース ラクぼっくす
観察メインの方は、幼虫〜蛹〜成虫までの過程が見れるこちらのケースがオススメ。
1ケースに3〜5頭入ります。
コバエシャッター・コバエの侵入抑制用容器
空気穴が空いている&コバエ・保湿対策済みの容器です。どちらもほぼ同じサイズ。
小ケース→1ケースに 4頭くらい飼育できます。
中ケース→1ケースに 6頭くらい飼育できます。
大ケース→1ケースに 8頭くらい飼育できます。
メガフードコンテナ(DAISO)
DAISOですが200円で売っています。
空気穴をあけるなど自分で加工しなければなりませんが、安く済ませたい方にはオススメ。
1ケースに3頭くらい飼育できます。
バックルコンテナ
1ケースで20〜30頭の幼虫を羽化(成虫になること)させたい場合はこのような大きいケースにしましょう。
空気穴などは自分であける必要がありますが、いっぺんに飼育したい方には便利です。
マット
カブトムシ幼虫飼育用マットなら何でもOKですが、迷ったら有名な「カブト1番JB」にしておくといいでしょう。
カブトムシ幼虫飼育方法
⚠︎これまでのケース内にある幼虫のフンやマットは少し使うので捨てずに取っておいて下さい。
写真は、セリアのシンプルボトル、ダイソーのメガフードコンテナを使っています。
空気穴がない場合、最初に蓋の加工しておくといいです。(>>蓋の加工方法)
1.マットを混ぜる
マットを混ぜます。(たらいや浅めのコンテナ、トロ船などの大きい入れ物に入れて混ぜると周りが汚れないので便利です)
2.マットに加水する
霧吹きがベストですが、コップやペットボトルから少しずつ水を入れてもいいです。
出来るだけ全体にかけていきましょう。
加水したら簡単に混ぜます。
*手で握って団子ができるか。
*指で押すと団子がほぐれるか。
*握った時に水は滴らないか。(滴ると多すぎ)
3.マットをケースに入れる
マットを入れるのにはスコップがあると便利です。
マットを入れたら上から軽くならしましょう。
4.幼虫を入れる穴をあける
指で幼虫が入る大きさの穴をあけましょう。
5.幼虫を入れる。
スプーンやスコップですくって入れるのが望ましいです。(本当は△だけど、手でも大丈夫です。)
幼虫は土の中で生活するので、勝手に潜っていきます。
左下の幼虫は早速潜っていますね笑
6.上から元のマット&フンをかける。
突然の環境変化で幼虫が弱ってしまうことがあります。
環境変化を極力避けるため、元々幼虫がいたところのマットをかけてやります。
フンも一緒にかけましょう。
スプーン1,2杯分かけてやるといいです。
できたら蓋を閉めて終了!
蓋に空気穴がない場合は、蓋の加工をします。
マット全体にフンが目立ってきたらマットの交換をしましょう。(2〜3ヶ月に1度くらい)
蓋の加工方法
1.キリで穴をあける
ケースのサイズにもよりますが、5箇所くらいあけておけばOK。
写真のようにあけるとケース内のマットに破片が入ってしまい幼虫が食べてしまう可能性があります。(よい子は真似しないでね笑)
マットを入れる前や、別の場所で穴をあけるのがベストです!!
後に貼るタイペストシールを1枚で済ませたい方は、穴を密集させましょう。
2.出っ張りを処理する
穴をあけた時にできた出っ張りで幼虫の体が傷ついてしまう可能性があります。
気になる方はカッターなどで処理していきます。
3.タイペストシールを貼る
コバエ、保湿対策のため、穴の上にタイペストシールを貼ったら完成。
おわりに
いかがでしたか?
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