ワインセラーで飼育する時の電気代
ワインセラーには主にペルチェ式とコンプレッサー式の2種類ありますが、電気代はコンプレッサー式の方が安いと言われています。(詳しくはこちら)
つけっぱなしで使用するワインセラーの電気代は次の計算式に入れて算出できます。
1年間の電気代=年間消費電力量(kWh/年)×料金単価(円/kWh)
(普通の電化製品の電気代は消費電力(kW)×使用時間(h)×料金単価(円/kWh)で出ます。)
年間消費電力量はワインセラーの種類によって変わりますし、料金単価は電力会社によって変わります。
同じワインセラーでも電気代は人によって(電力会社によって)違うということ!
(電気代の抑え方はこちら)
とはいえ、大体の目安を知りたいと思いますので、具体的なワインセラーを挙げて算出していきます。
ワインセラーごとの電気代
ワインセラーの中には年間消費電力量を公開されていないものが多いです。
今回はおすすめセラーの中から公開されているセラーをいくつかピックアップして比べました。(セラーごとの電気代をまとめた表はこちら)
ペルチェ式ワインセラー18本の電気代
(⚠︎ペルチェ式ワインセラーは年間消費電力量が表示されていないものが特に多いです…。少しお高いので、クワカブ飼育おすすめセラーには入れていませんが、年間消費電力量の表示があったセラーで計算しています。)
ペルチェ式ワインセラー18本(IWC-P182A-B)(アイリスオーヤマ)の年間消費電力量は499kwh/年なので
499(kWh/年)×31(円/kWh)=15,469円
1年間の電気代は15,469円となります。
月あたり約1,289円の電気代です。
コンプレッサー式ワインセラー42本(ハイアール)の電気代
ハイアールの42本ワインセラーの電気代を出します。
ハイアール42本(JQ-F108A)の年間消費電力量は241kWh/年なので
241(kWh/年)×31(円/kWh)=7,471円
1年間の電気代は7,471円となります。
月あたり約623円の電気代です。
コンプレッサー式ワインセラー51本(さくら製作所)の電気代
SB51(さくら製作所)51本ワインセラー。
さくら製作所は公式ページに年間の電気代を公開しています。
公式ページの年間電気代は、約8,208円でした。
月あたり約684円の電気代です。
コンプレッサー式ワインセラー53本(プラスキュー)の電気代
プラスキューの53本ワインセラーの電気代を出します。
プラスキュー53本(DWC-053C)の年間消費電力量は172kWhなので
172(kWh/年)×31(円/kWh)=5,332円
1年間の電気代は5,332円となります。
月あたり約444円の電気代です。
コンプレッサー式ワインセラー103本(さくら製作所)の電気代
SB103(さくら製作所)103本ワインセラー。
公式ページの年間電気代は、約6,939円でした。
月あたり約578円の電気代です
コンプレッサー式ワインセラー155本(さくら製作所)の電気代
さくら製作所155本(SV155)は、私がおすすめしている中で一番大容量です。
公式ページにあった年間の電気代は、約10,611円でした。
月あたり約884円の電気代です。
ワインセラーごとの電気代まとめ
それぞれの電気代をまとめました。
(⚠︎さくら製鉄所は公式ページから年間電気代を引っ張ってきていてそれ以外のセラーと前提条件が違います。参考程度にして下さい。)
本数 | ブランド 品番 | 冷却方式 | 年間電気代 | 月間電気代 |
18本 | アイリス IWC-P182A-B | ペルチェ | 約15,469円 | 約1,289円 |
42本 | ハイアール JQ-F108A | コンプレッサー | 約7471円 | 約623円 |
51本 | さくら SB51 | コンプレッサー | 約8,208円 | 約684円 |
53本 | プラスキュー DWC-053 | コンプレッサー | 約5332円 | 約444円 |
103本 | さくら SB103 | コンプレッサー | 約6,939円 | 約578円 |
155本 | さくら SV155 | コンプレッサー | 約10,611円 | 約884円 |
やはり、ペルチェ式はコンプレッサー式に比べて電気代は高くなります。(本体は安いですが。)
そして、本数が上がるにつれて電気代も高くなると思いきや、そんなこともありませんでした。
ワインセラーの年間消費電力量によって変わってくるので、気になる方は購入前にチェックしてみて下さい。(公開されていないものも結構ありますが…)
パネルヒーター(温室)で飼育する時の電気代
クワカブ飼育で使っている人が多い「ピタリ適温プラス」と「ビバリア・マルチパネルヒーター」の電気代を調べてみました。
みどり商会・ピタリ適温プラスの電気代
定格消費電力 | サイズ(mm) | 1ヶ月当りの電気料目安 | |
ピタリ適温プラス1号 | 4W | 180×150 | 約50円 |
ピタリ適温プラス2号 | 8W | 220×220 | 約9.4円 |
ピタリ適温プラス3号 | 15W | 420×240 | 約10.8円 |
ピタリ適温プラス4号 | 20W | 550×250 | 約21.5円 |
ビバリア・マルチパネルヒーターの電気代
ビバリアのマルチパネルヒーターは1日当たりの電気料しか記載されていませんでした。
ピタリ適温プラスとの比較のため、1ヶ月(30日)当たりの電気料も計算しています。
定格消費電力 | サイズ(mm) | 1日当り電気料目安 | 1ヶ月当り電気料目安 |
8W | 160×160 | 約5.4円 | 約162円 |
14W | 155×240 | 約9.4円 | 約282円 |
16W | 240×240 | 約10.8円 | 約324円 |
32W | 240×480 | 約21.5円 | 約645円 |
45W | 240×650 | 約30.2円 | 約906円 |
2製品の電気代は細かい条件など違いもあると思いますが、ピタリ適温プラスの方がかなりお安いです…!(>>パネルヒーターの選び方・クワカブ飼育おすすめのヒーター)
クワカブ飼育では多くの方がサーモスタットと併用して、つけたり消したり調整しながら温度管理するでしょう。
ヒーターをつける時間、消す時間の長さによっても電気代は前後するので、上表は参考程度にして下さい。
即効性あり|電気代節約方法
クワカブ飼育ではたくさん電気を使うので、電気代を節約したいですよね。
ここでは電気代の節約法を紹介していきます。
電力会社を変える
これが一番効く節約法で破壊力抜群なので少し長めになります。(他の方法は説明も効果も気休め程度…。笑)
電気代は、「消費電力(kW)×使用時間(h)×料金単価(円/kWh)」で算出できますが、「料金単価」は電力会社によって違います。
ということは、料金単価が低い電力会社に乗り換えることで、電気代が安くなります。
一括見積もりサイトを使えば簡単に見積れます。(>>おすすめの一括見積もりサイト:エネチェンジ)
先日私が見積もったエネチェンジの実際の画面です↓
私はこれで年間の電気代が55,703円、節約になりました。(ここまで節約になるのは珍しいかも…)
キャッシュバックもこの額に含まれているので、ここまでの節約は初年だけですが確実に安くはなります。
実際に、我が家の2023年9月と12月の電気料金を表にまとめました。(11月は両方の会社から引かれてややこしかったので省いています。)
電気会社 | 年月 | 料金 | 電気使用量 |
変更前 | 2023.9 | 11796円 | 384kWh |
変更後 | 2023.12 | 7835円 | 446kWh |
電気使用量は増えているのに、料金は減っているというミラクル。
電力会社を変更する時の注意点としては、
・キャンペーンではなく電力量料金自体が安くなっているか
・契約解除料や加入条件はあるのか(見積もりの下の方に小さくあるので要チェック!)
を確認しておくことが大切です。
ちなみに前の電力会社への解約連絡は不要で、電気の使い勝手なども全く変わりません。
1度やるだけで効果は絶大なので、一度見直すことをおすすめします。
夏は暑い場所・冬は寒い場所(加温機能がある場合)を避ける
設定温度と、外の温度の差が大きければ大きいほど、電力をたくさん使います。
ワインセラーに出来るだけ負担をかけないため、夏場は直射日光を避けるなどの工夫が必要でしょう。
ヒーターを使った温室の場合は、寒い場所を避けましょう。
開け閉めの頻度を減らす
開け閉めの回数が増えると、せっかく冷やした(温めた)空気が逃げてしまいます。
そして設定温度に近づけるため、電力を使うことになります。
それだけではなく、クワカブは温度変化や刺激に弱いのでワインセラー(温室)の開け閉めは最低限にしましょう。
中身を詰めすぎない
たくさん物を入れると上手く空気が循環しないため、冷却効率が悪くなってしまいます。
でも、せっかくあるワインセラー。たくさん入れたいですよね笑
電気代への影響はそこまでないと思うので、無駄なものがあれば出しておく程度でやりましょう!
古いものは買い替える
古いものは電力を無駄にたくさん消費することがあるようです。
こちらも電気代節約だけのために、古いワインセラーを買い替える人はあまりいないと思いますが…笑
とはいえ、ワインセラーが急に壊れると中のクワカブが落ちてしまうという非常事態が起きますので、セラーの調子は常に見てあげて下さい!
クワカブ飼育におすすめのワインセラーはこちらを参考にして下さい。
まとめ
いかがでしたか?
近年高くなってきている電気代ですが、クワカブ飼育には必要な経費ですよね。
上手に節約しながら飼育を楽しみましょう。
(前回のプレゼント企画はこちら)
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