人工蛹室の必要性
自力で作った蛹室で蛹化することがベストです。
しかし、蛹室の状態が悪いと上手く蛹化しないこと(蛹化不全)、羽化できないこと(羽化不全)があるので人工蛹室に移す必要があります。
以下のチェックリストで確認してみてください。
写真ほど水分が多くぐちゃぐちゃになっている場合は、人工蛹室に移動させましょう。(羽化しそうなまで放置しているので悪い例。マネしないでね笑)↓
写真のようにビン底に蛹室を作っている場合はひっくり返して置いておきます。(こちらの写真も劣化気味で崩れ落ちそうですが…)
人工蛹室に移すタイミング
前蛹以降で顎が固まってから(体が真っ直ぐになってから)移しましょう。
顎が固まっておらず、早すぎると、幼虫が動いて人工蛹室を壊してしまう場合があります。
人工蛹室の準備物
・飼育ケース
・オアシス(園芸吸水スポンジ)
・スプーン
・ナイフ(オアシスを切る時に使用します。そのままのサイズで使う時は必要ありません。)
人工蛹室の作り方
1.飼育ケースの大きさに合わせて切る。
飼育ケースよりもオアシスが大きい場合は、オアシスをサイズに合わせてカットします。
1つの飼育ケースにオアシスを2つ重ねたい場合も高さを調整しましょう。
2.蛹室の穴をあける。
スプーンを使って大まかに蛹が十分入る大きさの穴をあけましょう。
出てきた削りカスを落とし、毛羽立ちなどは指でならして形を整えておきましょう。
3.全面に加水する。
オアシスの全ての面に水をかけていきます。
蛹を入れてから乾燥した場合、後からの加水が大変になってしまいます。
オアシスの色が全面変わるほど、たっぷり加水しましょう。
4.スプーンで蛹を取り出す。
蛹を傷つけないように、優しく取り出しましょう。
5.人工蛹室に蛹を入れる。
出来るだけ蛹の負担にならないように、優しく入れましょう。
いくつかオアシスを重ねて入れても構いません。
飼育ケースの蓋をしたら完了!
6.羽化するまで放置する。
基本的には人工蛹室に入れた後は放置しておきます。
蛹にも負担がかかりやすいので、ひどい乾燥以外は放置するのがベストです。
水分補給する場合は、幼虫や蛹に水がかからないように足していきましょう。
おわりに
人工蛹室の作り方はわかりましたか?
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(前回のプレ企画はこちら)
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