そんな疑問にお答えします。
私は飼育レコード2回獲得&BE-KUWA執筆経験があります。
▼産卵セットの組み方
⚠︎今回紹介する方法は私が推奨しているものです。他の方法もあることをご理解の上で参考にして下さい。
割り出す時期を決めよう
一般的に割り出しは卵で割り出す場合と幼虫で割り出す場合があります。
ヘラクレスは卵が丈夫なので、卵で割り出すのがおすすめです。
卵で割り出すと、短い期間で何度も産卵セットを組むことができるのでたくさん採ることができます。(2度目以降、産卵セットを組む時に交尾はもう一度しなくてOK。)
逆に、たくさん卵・幼虫を抱えたくない場合は、幼虫になってから割り出しましょう。
通常、メスは産卵セットを組んでから数日中に産卵します。(早ければその日のうちに飼育ケースの側面や底に卵が確認できます)
卵で割り出す場合は、産卵セットを組んで3日〜1週間ほどで割り出すことができます。
幼虫で割り出す場合は、1ヶ月半くらいして、飼育ケースの側面や底に幼虫が確認できてから割り出しましょう。(全く産んでいない場合もあるので、ケースの周りに卵が見えない時はいったんマットをひっくり返して卵があるか確認すると◎。)
割り出し方法
⚠︎今回写真で使用しているケースはコバエシャッター・大です。
事前準備
割り出し後、産卵セットのマットをそのまま使って管理します。
その際、マットが劣化していないか確認して下さい。(虫が湧いたり、ゼリーで汚れたり、腐敗していたりしていないか)
劣化していたら、上手く孵化しないことがあるのでマットを新しくしましょう。
新しいマットは産卵セットで使ったマットと同じものがベストです。(二次発酵マットや完熟マットなどカブトムシ産卵用のマットならOK。)
マットを新しくする場合は、
事前にマットの水分量を調節して(→加水の方法)
クリーンカップに詰めてセットしておく
と作業が楽になります。
目安として、
1つずつ卵を管理→90ccのクリーンカップ、
10個以上を一緒に管理→860ccのクリーンカップ
を用意しておくと良いでしょう。
1. マットをタライの中にひっくり返す。
メス(マットの上に上がっていたら)を別の容器に移して、餌や足場を先に取り出します。
マットをタライやトロ船の中にひっくり返します。(土が広がらないので便利。)
メスが潜っている時は、マットと一緒にメスを出して別容器に移しましょう。
2. マットの固まりをほぐす。
卵を潰さないように気をつけましょう!
産卵セットを組んだ時に、土を固く詰めたところに卵を産んでいます。
見失わないようにするために、卵が見つかったらすぐに採っていきましょう。(写真はダイソーのマドラーです)
一旦は適当な容器にとっています。
土や卵はすぐに乾燥してしまうので、採るたびに蓋を閉めておくと安心です。
3. クリーンカップにマットを詰め、穴をあける。
1つずつ卵を管理→90ccのクリーンカップ
10個以上を一緒に管理→860ccのクリーンカップ
にマットを詰め、卵を入れたい個数だけ穴をあけます。
ドライバーや鉛筆など細いものがあるとやりやすいです。
4.穴に卵を入れる
卵をとるのはダイソーのマドラーが便利です。
そのままマットの上に置いても、上から土をかけて埋めてもどちらでもOK!
乾燥防止や孵化後の管理が楽なので、初心者にはマットの中に卵を入れる方がオススメです。
ただ、それぞれメリットはあるのでお好きな方で管理してみて下さい。
クリーンカップの蓋に穴を空けると乾燥しやすくなるので私は空けていません。(酸欠が心配の方で空けている方もいます。成虫管理の時には私も空けています。)
5.蓋に卵の情報を書く。
後から何の卵かわからなくならないように、蓋に卵の情報を書いておきましょう。
6. 孵化するのを待つ。
成虫と同じく卵も24度くらいで管理しましょう。
孵化するまでおよそ1ヶ月半くらいかかります。
孵化後、幼虫は餌を食べるためにマットに潜りますが、たまに潜らない時があります。その時には穴を掘って埋めてあげて下さい。
孵化までの卵の目安
卵の様子 | 孵化までのおよその期間 |
A 楕円形の卵 | 1ヶ月 |
B 丸みを帯びた卵 | 1〜2週間 |
C 幼虫が透けて膨らんでいる卵 | 数日中 |
Dは体にマット(エサ)がまだ入っていない(食べていない)ので、孵化してすぐの初令幼虫です。(写真孵化は翌日。)
Eは孵化後2週間程度の初令幼虫です。
5. 大きい容器に移す。
ヘラクレスはすぐに大きくなるので、孵化したら大きい容器にうつします。
カブトムシは多頭飼育ができるので、何頭か一緒に入れてOKです。
私はコバエシャッター小に何頭か入れて管理していました。
幼虫飼育の記事はまた今後詳しく書きます♪
おわりに
いかがでしたか?
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