・ヘラクレスオオカブトの産卵セットの組み方を知りたい。
・産卵ケースにおすすめのグッズは?
そんな疑問にお答えします。
私は約50種のカブトムシ&クワガタを飼育しています。
交尾方法はこちら↓
カブトムシに産卵させる準備物
飼育ケース
土に潜って産卵するため、深さのある飼育ケースを用意します。
乾燥&コバエ対策がされている、コバエシャッターか、コバエの侵入抑制用飼育容器の大がおすすめ。
ブリーダーの間で人気のケースです。
省スペースで飼育したい場合は中でもOKですが、たくさんとりたい場合は割り出しを3日に1回くらいする必要があります。(ケースが狭く卵を潰してしまう可能性があるため)
頻繁に割り出したくない、たくさん卵を採りたいという方は、バックルコンテナ(衣装ケース)をケースとして使用できます。(ただ、バックルコンテナなどは昆虫飼育用にできていないため、穴あけ加工を施す必要があります。ドリルで穴を空けてタイペストシールを貼ります。)
マット(土)
二次発酵マットや完熟マット(カブトムシ産卵用のマットと書いてあるものなら大丈夫です。)
コバエシャッター&コバエの侵入抑制用飼育容器の大ケースでは20L、中ケースでは10Lあったら足ります。(少し余るくらい)
余ったマットは、後の幼虫飼育で使えるので、袋の口をテープなどで閉じて保存しておいてください。(マットにコバエがわくことがあるので注意。)
餌(ゼリー)
昆虫用ゼリー・バナナなどが餌になります。
バナナもよく食べるヘラクレスにはおすすめですが、汚れなどが気になる方はゼリーにしておくと良いです。
液ダレせずマットが汚れにくいこちらのプロゼリーがおすすめです。産卵用ゼリーなので栄養豊富で産卵するメスにピッタリです。
オスもプロゼリーでOKですが、節約したい方はすこやかゼリーがおすすめ。
詳しくはこちら↓
足場
カブトムシは倒れて起き上がれなくなると、体力を消耗したり、死んだりすることがあるので足場が必要です。
止まり木が足場になります。
ヘラクレスオオカブト産卵セットの組み方
⚠︎今回写真で使用しているケースはコバエシャッター大です。
ヘラクレスオオカブトの飼育温度は22-24度くらいです。夏場や冬場はエアコンなどで温度管理しましょう。
1.マットを混ぜる。
マットを混ぜます。(たらいや浅めのコンテナ、トロ船などの大きい入れ物に入れて混ぜると周りが汚れないので便利です)
2.マットに加水する。
霧吹きがベストですが、コップやペットボトルから少しずつ水を入れてもいいです。
出来るだけ全体にかけていきましょう。
*手で握って団子ができるか。
*指で押すと団子がほぐれるか。
*握った時に水は滴らないか。(滴ると多すぎ)
3.飼育ケースの7割くらいまでマットを固く詰める。
ケースにマットを入れる時、園芸用スコップが便利です。
土を適当に入れて、プレス棒や手でギュッギュッと強く押さえましょう。
グーで押さえると力が入りやすいです。
角や端の方はなかなか詰めづらいので、指で押さえています。
同じ要領でケースの7割くらいまで固く詰めていきます。(マットを少しずつ入れて詰めてを繰り返すと固詰めしやすいです。)
ケースをひっくり返しても落ちてこないくらいまで詰めるのがポイント。
4.マットをふんわりかける。
固詰めしたマットの上にふんわりマットをかけましょう。
横から見るとこんな感じ。固詰めしたところとふんわりかけたところでは色が変わっています。
5.ゼリー、転倒防止用の木片、メスを入れる。
ゼリーは2〜4つくらい入れておきましょう。
エサが無くなると死にやすいので、エサ切れには注意しましょう。(産卵中は餌を食べずに産卵に集中しますが…。)
蓋を閉めたら完成!
6.エサの交換しながら割り出しを行う。
ゼリーやバナナが無くなったら交換しましょう。
たくさん割り出したい場合は、中ケースで3日〜1週間くらいに1度、大ケースで1週間〜2週間くらいに1度のタイミングで割り出しましょう。
また、メスが頻繁に上がってくるようなら卵を産むスペースが無くなった可能性があります。
割り出しを行いましょう。
土の表面が乾いている時は、軽く霧吹きをします。(紹介しているケースは乾燥しにくくなっているので、そのままでも大丈夫なことが多いです。)
割り出し方法はこちら↓
おわりに
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(前回のプレ企画はこちら)
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