後食の読み方
後食=「こうしょく」と読みます。(よく「ごしょく」と読み間違われますが…。)
後食とは
「後食」とは、成虫になってからえさを食べ始めることを言います。
羽化(蛹から成虫になること)してすぐの成虫は、体が十分に出来上がっておらず、未熟です。(=未後食)
未後食の場合、エサを食べたり、動いたりできません。
後食のタイミング
後食のタイミングは種類によって様々です。数週間で後食する種もいれば、数ヶ月かかる種もあります。
後食前の成虫管理法
羽化後は、飼育ケースやクリーンカップ(>>おすすめ容器)に軽く濡らしてほぐしたティッシュを入れて足場を作り、様子を見ます。
⚠︎未後食の場合は、じっとしているので脱走の心配はありません。エサも必要ないです。
おすすめ飼育ケース・クリーンカップorブロー容器
飼育ケース、クリーンカップどちらでも管理できます。
○見栄えが良く、観賞に最適。
○脱走しにくい。
△価格が高い。
→観賞したい人向き
【サイズごとのおすすめケース】
・小さい〜普通のクワガタ(日本で採れたクワガタやニジイロクワガタなど)
→コバエシャッタータイニー
・やや大きいクワカブ(日本のカブトムシなど)/大きいカブトムシ(ヘラクレスなど)のメス
→デジケース・クリアスライダー
・大きいカブトムシ(ヘラクレスなど)のオス
→コバエシャッター小・コバエの侵入抑制用飼育容器小(かなり大きめなら「中」)
【クリーンカップ】
○価格が安い。
○省スペースで飼育できる。
△脱走のリスクが高い。
→成虫をたくさん抱えている人向き
サイズごとのおすすめ容量
クワカブの大きさ | クリーンカップ容量 |
小さいクワガタ(パプキンなど) | 200〜430 |
普通のクワガタ(日本で採れたクワガタ・ニジイロなど) | 430〜860 |
やや大きいクワカブ(日本のカブトムシなど) 大きいカブトムシのメス | 860〜 |
【ブロー容器or硬質クリアボトル】
○価格はやや安め。
○飼育ケースほどスペースを取らない。
△脱走のリスクはややある。
→クリーンカップと飼育ケースの間という感じ。硬質クリアボトルはブロー容器よりも価格は高いが丈夫。
大きいカブトムシのオス(ヘラクレスなど)はクリーンカップやブロー容器に入らないと思います。
コバエシャッター小以上のサイズの容器を用意しましょう。
しばらくしてティッシュがぐちゃぐちゃになったり、排泄物で汚れたりしたら後食開始の合図です。
後食後の成虫管理法
後食後は、ティッシュだとすぐに汚してしまって管理が大変なので、水苔やハスクチップを入れて管理しましょう。
1.飼育ケースやクリーンカップに足場(水苔やハスクチップなど)を入れる。
2.ゼリー&成虫を入れましょう。
ゼリーは、すこやかゼリーが栄養面・価格面からおすすめです。
産卵させたいメスには、産卵に適したプロゼリーがいいでしょう。
オスは角や大顎が邪魔になり、最後までゼリーを食べきれないことがあります。
ワイドタイプのゼリー(プロゼリーは取り扱いあり)を買うか、
ゼリースプリッターでカットしてやるのがおすすめです。
おわりに
いかがでしたか?
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