ヘラクレス交尾の基本
成熟していないと、体が十分に出来上がっていないので交尾・産卵がうまくいかないことが多いです。
餌を食べ始めてから(後食してから)大体3,4週間で成熟、交尾ができるようになります。
ただ、オスは後食したらすぐ交尾させる人もいます。
ヘラクレスの飼育温度は24度(22〜26度くらいの幅はOK)です。交尾させる時も同じ温度にします。
適切でない場合、エアコンや冷やし虫家で温度管理しましょう。
ヘラクレスの交尾方法は人が補助して交尾させるハンドペアリングが一般的です。
同居セットでもできなくはないですが、交尾環境づくりが必要だったり、交尾成立の確認がしにくいので、ハンドペアリングがおすすめです。
ヘラクレス交尾の方法〜ハンドペアリング〜
1.足場にメスを乗せる。
足場は、木片や発泡スチロール、網など、なんでも構いません。(ツルツルの場所、マットの上に直接乗せるのはNG!)
2.オスをメスの上から被せるようにして乗せる。
3.交尾が始まるのを待つ。
交尾に意欲的な場合は、メスの上に乗せたらすぐに、ギリギリと音を立ててメスに合わせにいき交尾が始まります。
交尾前には赤丸のようなオスの生殖器が出てきます。
ヘラクレスの交尾時間
交尾時間は大体30分から1時間くらいです。
ヘラクレスが交尾しない時
オスのやる気がなかったり、メスが逃げたり嫌がったりすると交尾失敗です。
まだ成熟していない可能性もありますので、
・エサをたくさん食べているか
・活発に動いているか
など様子を確認して下さい。
数日後に再挑戦しましょう。
温度が低いと動きが鈍るので、温度を上げてみるのも手です。
ヘラクレス交尾後〜産卵まで
交尾が完了してすぐは、無精卵になる可能性があるので数日エサをあげてからセットするのがベストです。(>>オス・メスの管理法)
産卵前には栄養をつけたいので、メスのエサはバナナやプロゼリーがおすすめ。
交尾から数日経ったら、産卵セットを組んでメスを入れましょう。
ヘラクレスの成虫管理法
メスの管理法
ヘラクレスのメスは、クリアスライダーやデジケースHR–1、硬質クリアボトル800,または1500、ブロー容器などで管理できます。
水苔やハスクチップを足場にします。
ゼリーや排泄物ですぐに濡らしてしまうので、水苔やハスクチップは乾燥した状態で入れます。
先ほども触れましたが、産卵前メスのエサは特に栄養をつけたいのでバナナやプロゼリーがおすすめ。
オスの管理法
ヘラクレスのオスはコバエシャッター(またはコバエの侵入抑制用容器)小〜中で管理できます。オスのサイズが大きい場合は大ケースにしましょう。
水苔やハスクチップを足場にします。
ゼリーや排泄物ですぐに濡らしてしまうので、水苔やハスクチップは乾燥した状態で入れます。
ヘラクレスのオスはエサを多く食べるので、ゼリーやバナナを切らさないようにしましょう。
ゼリーはプロゼリー、節約したい方はすこやかゼリーがおすすめです。
通常のゼリーを多く入れるか、たっぷり入っているワイドタイプのゼリーを置くといいです。
おわりに
交尾が完了したら、いよいよ産卵です。
産卵セットの組み方はコチラの記事を参考にして下さい。↓
TwitterやInstagramでもクワカブの情報・販売情報を発信しています!
(前回のプレ企画はこちら)
コメント